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公共交通ほぼすべて値上げ ジプニー初乗り14ペソに

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ジプニーやバス、配車アプリサービス車両に至るまで鉄道やタクシーを除くほぼすべての公共交通機関の運賃引き上げを承認

路上で停車する多数のジプニー
路上で停車する多数のジプニー

 中東紛争が激化し、石油供給ルートの混乱が続く中、陸運事業認可規制委員会(LTFRB)のビゴール・メンドーサ委員長は17日に開かれた記者会見で、ジプニーやバス、配車アプリサービス車両に至るまで鉄道やタクシーを除くほぼすべての公共交通機関の運賃引き上げを承認したことを明らかにした。ジプニーの初乗り運賃が従来の13ペソから14ペソに1ペソ引き上げられるほか、配車アプリサービスの運賃もセダン乗用車で現行の基本運賃45ペソが75ペソへと大幅に引き上げられる。17日付英字紙スター電子版が報じた。

 同委員長によると、今回の運賃の引き上げ承認は、燃料価格の高騰が一番の要因であるものの、車両のスペアパーツやメンテナンス費の上昇、労働者の最低賃金の引上げなども考慮に入れたという。運賃引き上げは今月19日に発効する。

 同委員会が発表した運賃改定表によると、ジプニーの運賃は初乗り引上げに加えて、4キロ区間を超える1キロ当たりの追加運賃も従来の1ペソ80センタボから2ペソに引き上げられる。「モダンジプニー」と呼ばれる燃費改良型エンジンでエアコン付きの大型ジプニーの場合、初乗り運賃が15ペソから17ペソに引き上げられるほか、4キロ区間以降の追加運賃も1キロ当たり従来の2ペソ20センタボから2ペソ40センタボに引き上げられる。

 また、首都圏のエアコンバスの初乗り運賃も15ペソから18ペソに引き上げられるほか、初乗り5キロ区間を超えた1キロごとの追加運賃も2ペソ65センタボから2ペソ98センタボへと引き上げられる。。

 さらに、配車アプリのサービス車両の運賃も、従来の基本運賃35~55ペソ(車両タイプで3種類)が55~75ペソに20ペソずつそれぞれ引き上げられる。空港タクシーになると、従来のタクシーメーターの最初500メートル区間の初乗り運賃が75ペソから155ペソへと2倍以上に引き上げられる。

 一方、長距離バスやポイント・トゥー・ポイント(P2P)と呼ばれるリムジンバスも値上げされる。たとえば、マニラ首都圏からバギオまでの長距離バスの最低運賃は現行の469ペソから542ペソに引き上げられる。また、ニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルからクラーク国際空港までを結ぶリムジンバスの運賃も現行の400ペソから460ペソへと上昇する。

 一般のタクシーやバン型乗り合いタクシーについては業者団体から運賃引き上げ申請が提出されたばかりで、同委員会が今後、承認に向けた審査を行なう予定だという。

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