宿泊促進へ観光インセンティブ制度 セブ州、51市町村への分散型観光を推進
セブ州は宿泊客増加を狙い、空港出迎えや歓迎キットなどを提供する観光インセンティブ制度を開始する
ビサヤ地方セブ州はこのほど、州内51市町村への宿泊客増加を目的とした観光インセンティブ制度を開始すると発表した。観光客やツアーオペレーターを対象に、空港での出迎えサービスや歓迎キット、文化パフォーマンスなどを提供することで、州全体への観光分散を図る。地元英字紙ザ・フリーマンがこのほど報じた。
州観光事務所のロウェナ・モンテシリョ所長は、この取り組みについて「セブ市以外の自治体にも観光客を呼び込み、実際に訪れる人を増やすことが狙いだ」と説明。ツアー会社の運営コストを抑えるとともに、到着から出発までの観光体験を向上させることで、より多くの旅行者を呼び込みたいとしている。
制度では、州内のいずれかの町に少なくとも一泊する旅行者が対象となる。対象者には、空港での送迎・歓迎対応(観光案内デスクも開設予定)、歓迎のためのウェルカムキット、さらに一部地域では伝統文化の歓迎パフォーマンスなどが提供される。
また、このインセンティブはツアー会社、特にあまり知られていない自治体へ観光客を連れてくる中小事業者にとって、費用負担を軽減する役割も果たす。空港での出迎えや歓迎イベントにかかる費用を州政府が負担することで、複数の町を巡る旅行プランを組みやすくする狙いがある。
さらに同制度は、コンテンツクリエーターやデジタルプロモーターにも開放されており、従来の市場以外にもセブの魅力を発信していく方針だ。
一方、観光需要の回復に伴い、州政府はサイバー犯罪対策部門などと連携し、偽の予約サイトの取り締まりも強化。旅行者と観光事業者双方の保護を図る。(川上佳風)








