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2月インフレ率が2.4%に上昇 住宅・光熱費や食料品の高騰で

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比統計庁によると、2月インフレ率が前月の2.0%から2.4%に上昇。昨年1月の2.9%以来、13カ月ぶりの高水準となった

食料品が安く買えることで人気のダリ・ストアーズ(資料写真)
食料品が安く買えることで人気のダリ・ストアーズ(資料写真)

 フィリピン統計庁は5日、今年2月の消費者物価指数(CPI)上昇率(インフレ率)が2.4%と前月1月の2.0%から0.4ポイント加速したと明らかにした。昨年1月に記録した2.9%以来、13カ月ぶりの高水準となった。インフレ率の上昇は3か月連続。

 2月のインフレ率の上昇は、住宅費や水道・電気・ガスなど光熱費の項目が前年同月比3.5%上昇(前月1月は同3.3%増)したことや食品および非アルコール飲料が1.8%増(同1.1%増)に加速したことが大きく影響した。また、レストランや宿泊サービスも4.4%増と前月の4.0%から0.4ポイント加速した。

 その他にも調度品や家庭用品が2.9%(同2.3%)に上昇したほか、レクリエーション・スポーツ・文化活動が4.3%(同2.2%)、パーソナルケアやその他の物品やサービスが2.8%(同2.6%)などとそれぞれ上昇した。

 また、食品インフレ率は2月に1.6%と前月1月の0.7%から大きく上昇した。この下部項目の一つであるコメのインフレ率が3.4%と前月1月に記録した8.5%から大きく下落したにもかかわらず、野菜・根菜・調理用バナナなどが6.1%(同3.3%)に上昇したほか、とうもろこしが9.4%(同6.5%)、小麦粉・パン・パスタ・シリアルなども2.4%(2.2%)にそれぞれ上昇した。

 一方、地域別で見ると、首都圏のインフレ率が1.9%で、前年同月に記録していた2.3%から下落したのに対し、首都圏以外の全国の平均インフレ率は2.5%となり、前月1月および前年同月に記録した2.0%からそれぞれ上昇している。特に、首都圏以外の全国のインフレ率のうち、食品および非アルコール飲料のインフレ率が1.9%と前月の1.1%から大きく上昇しているのが目立つ。

 中央銀行は今年のインフレ率予測を2.3~3.1%の範囲に設定しており、2月のインフレ率は依然、この予測範囲内に納まっている。

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