救命胴衣の保管庫に鍵か
1月26日にミンダナオ地方西部のバシラン州沖合で貨客船「トリシャ・クリステン3」が沈没し30人を超える乗員・乗客が死亡した海難事故について、海事産業庁のデロスサントス報道官は、犠牲者が増えた原因として実際の乗船者数が定員を超えていた可能性に加え、多くの乗客たちが救命胴衣を着用できなかった安全対策の不備の問題があるとの見方を示した。救出された乗員・乗客らの証言によると、サンボアンガ港を出航する当日、運航会社のアレソン・シッピング社が当初予定されていた船ではなく、トリシャ・クリステン3に急きょ変更していたことが判明。しかも救命胴衣保管庫が施錠されており、事故が発生した際に、多くの乗客が救命胴衣を受け取れなかった可能性が高いという。国内法では船舶などは乗船人数に相当する救命胴衣を備えることが義務付けられており、この法令に違反していた可能性がある。貨客船沈没事故の犠牲者は現在39人にまで増えている。(2日・ピリピノスターガヨン)

