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子どもたちの心の健康が守られる学校を 公立学校でスクールカウンセラー大量採用

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 予算管理省はこのほど、公立学校に少なくとも4,000人の新たなスクールカウンセラーを採用するという、教育省が長年求めてきた要請をようやく承認した。

 今回の新規採用では、スクールカウンセリングまたは心理学の修士号の取得、少なくとも3年の実務経験、および大学在学中の360時間のインターンシップという、従来のかなり厳しい要件が緩和された。修士号を未取得であっても実務経験が十分にある者は採用の対象となる。

 これは、学校で暴力事件が相次ぐ現状において、喫緊の課題である。また、学校に「いじめ防止法」および「セーフスペース法」を徹底させる必要もある。教室が生徒で溢れかえり、教師が多くの職務をこなさなければならない公立学校では、子どもたちの精神的・情緒的な健康への配慮は不十分である。

 その解決策は、生徒の全人的な成長を支援する専門家であるスクールカウンセラーの役割を認識し、その役割を強化することにある。彼らは、学業面、情緒面、社会面、そして個人面といった、生徒の総合的な成長を支えるために活動している。

 若者たちはプレッシャーに直面している。学業への期待、家族からの期待、ソーシャルメディアの影響、そして社会経済的な課題が相まって、多くの生徒が独力で対処しきれないほどの「ストレスの嵐」を生み出している。若者の間でメンタルヘルスの問題が憂慮すべき水準に達しているにもかかわらず、支援体制は依然として不十分である。

 スクールカウンセラーは、情緒的な苦痛を抱える生徒を見極め、即座に支援できる立場にある。積極的な傾聴やエビデンスに基づいたカウンセリング技法を通じて、生徒が感情を整理し、対処法を身につける手助けをする

 さらに、彼らは予防においても重要な役割を果たしている。学校全体を対象としたメンタルヘルス啓発プログラムを実施することで、心の健康に関する議論を当たり前のものにし、偏見の解消に貢献している。また、危機的な状況に陥る前に、生徒たちに健全な対処法を指導し、ストレスを管理し、心のバランスを保つ力を養っている。

 心の健康と学業成績の間には深い関連性がある。感情面で悩みを抱えている生徒は、集中したり、学習に取り組んだりすることが難しいと感じることがよくある。生徒の成績が急激に低下した場合、スクールカウンセラーは学業上の要因だけでなく、情緒的・社会的な状況についても調査する。その生徒が、大切な人を亡くして悲しみに暮れているのか、それともいじめに遭っているのか、あるいは自尊心の問題に悩んでいるのかもしれない。こうした根本的な情緒的な問題に対処するのである。

 スクールカウンセラーは、すべての生徒が安全で、大切にされ、受け入れられていると感じられる学校づくりを推進するため、いじめ、差別、その他の有害な行動に立ち向かう。仲間同士の支援プログラムの構築や建設的な紛争解決などを通じて、前向きな学校風土の醸成に貢献している。

 このような包摂的な環境は、低所得世帯の生徒、LGBTQ+の若者、障がいのある生徒、あるいは少数民族の生徒といった、社会的に疎外されがちな生徒たちにとって特に重要である。スクールカウンセラーは、こうした生徒たちが学校コミュニティの中で、自分たちの権利を擁護し、心身の健康を支えてくれる存在でもある。

 その重要性にもかかわらず、多くの公立学校では、カウンセラーが著しく不足している。500人以上の生徒に対してスクールカウンセラーがたった1人という学校もある。

今回の採用を実現させたソニー・アンガラ教育大臣の取り組みを称賛する。生徒たちには、学業成績と同様に心の健康を重視する学校制度がふさわしい。若者の心を育むには、それ以外に方法はない。(7日・マニラタイムズ社説)

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