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紙一重で尊厳守った上院 オンライン投票に係る規則変更を阻止

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 2026年5月26日は、11人の上院議員が上院の尊厳の最後の砦に対する攻撃を辛うじて阻止した夜として記憶されるだろう。

 かつて誇り高かったこの議場は、紙一重の差で無法者の聖域と化す寸前まで追い込まれた。多数派は、逮捕を逃れている上院議員が、法の及ばない場所から公職の権限を行使できるようになる規則変更を強行しようとしたのだ。

 もしこの策が成功していたならば、上院は、逃亡中のデラロサ上院議員が国際刑事裁判所からの逮捕状の執行を回避しつつ、本会議にオンラインで参加し、投票を行う道を開くことになっていた。さらに、彼が隠れ家から、サラ・ドゥテルテ副大統領の弾劾裁判に影響力を及ぼせるようになっていただろう。

 新たに結成された少数派ブロックは、上院を自滅から救ったことを誇りに思えるだろう。ソット上院議員が少数派リーダーとして定足数を問い、戦略的な退席を敢行したことで、多数派は手ぶらで休会するという屈辱を味わい、計画は頓挫した。

 多数派の中で唯一欠席したフランシス・エスクデロ上院議員が出席していれば、定足数を満たすのに十分な人数が議場に揃っていたはずだ。「彼らは数では上回っているかもしれないが、我々には規則という味方がある」「多数派が汚い手を使うなら、我々少数派は賢く立ち回る」と、ラクソン上院議員は後に語った。

 マルコレタ上院議員とカエタノ上院議長率いる与党は、委員会報告書が提出されていない上、5月11日のクーデター以降、規則委員会が未構成のままであったにもかかわらず、オンライン投票に関する修正案を本会議で強行可決しようとした。

 マルコレタ氏も7500万ペソを超える選挙資金を受け取ったとして横領の告発を受けており、エストラダ上院議員、ビリャヌエバ上院議員、エスクデロ上院議員らも、洪水対策スキャンダルをめぐり捜査対象となっている。彼らが、これほど遠隔参加の承認に熱心な理由は明らかだ。まもなく、拘束されたり、身を隠したりして議場に出席できなくなるかもしれないのだから。

 元上院議長のフランクリン・ドリロン氏は「上院の歴史上、これほどの『バストゥサン(不品行)』を見たことがない」「これは『多数派の専制』だ」と述べている。

 上院の多数派には確かに規則を改正する権限があるが、適正手続きに従う義務がなくなるわけではない。とりわけ弾劾という文脈においてはなおさらである。弾劾裁判所の正当性は、1987年憲法だけでなく、上院議員が公正かつ公平に行動するという国民の信頼にも基づいている。これらの議員たちが裁判開始前から手続きを強引に進めようとする姿を国民が見れば、その信頼は煙のように消え去ってしまう。

 同様に不誠実なのは、状況が全く異なる元上院議員であるデリマ下院議員の過去の事例を持ち出して、少数派を「偽善者だ」と描こうとする試みである。

 第一に、デリマ氏への遠隔参加を認めるべきという提案は、テレビ会議が不可欠となった新型コロナウイルスのパンデミック中に提起されたものであった。第二に、デリマ氏は当局に出頭し、裁判に臨み、決して逃亡することはなかった。第三に、以前の提案は適切な手続きを経て提出されたものの、最終的には委員会で棚上げとなった。

 違法行為を一切行っていなかったデリマ氏には認められなかった特権を、積極的に法律を破っているデラロサ上院議員には与えようとしているのが、上院の多数派議員たちの本音だ。

 しかし、その不条理さを理解するのに、前例は必要ない。灼熱の暑さに耐え、通勤の不便や燃料価格の高騰に耐え、毎日職場に通う何百万人もの国民のことを考えてみてほしい。それを、逃亡中の上院議員が影に潜み、画面越しに政策を決定することを許そうとするカエタノ氏とその同盟者たちの提案と比べればよい。これは、働くすべての市民に対する侮辱である。

 かつて上院は、民主主義と法の支配を守る最後の守護者であった。そして、この火曜日、ごく少数の上院議員たちが、自己保身に必死な指名手配犯たちの避難所へと上院を貶めようとする同僚たちに対し、立ち上がった。その夜、防衛線は持ちこたえた。かろうじてであったが。(1日・インクワイアラー社説)

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