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「共産勢力の勧誘」を警告 NTF-ELCAC、在米比人や外国人に

750字||社会

NTF-ELCACは、海外在住の比人および外国籍者に対し、比政府に対する武力闘争への勧誘に警戒を怠らないよう警告

地方共産主義紛争終結に向けた国家タスクフォースのロゴ
地方共産主義紛争終結に向けた国家タスクフォースのロゴ

 地方共産主義紛争終結に向けた国家タスクフォース(NTF-ELCAC)は25日、海外在住のフィリピン人および外国籍者に対し、比政府に対する武力闘争への勧誘に警戒を怠らないよう警告した。今月19日に西ネグロス州トボソで発生した国軍と比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)との戦闘で、2人の比系アメリカ人が死亡していたことが判明。NTF-ELCACのエルネスト・トーレス事務局長は声明で、「国外に住む同胞が地元の武力紛争に深く関与している実態が浮き彫りになった」と述べ、「権利獲得のための闘争」を隠れ蓑にした危険なネットワークに巻き込まれないよう注意喚起している。

 19日の戦闘で死亡したのはライル・プリホレスさんとカイ・ダナ=ルネ・ソレムさんの2人。記録によれば、プリホレスさんは2012年から米国アナックバヤンに所属し、サンフランシスコ州立大で学んだ後、今年3月末に比に入国。その後、ビサヤ地方ネグロス島でNPAの戦闘員として活動していた。

 トーレス局長は、活動の拠点が海外であっても「物理的な距離はもはや安全を保障する盾にはならない」と指摘し、特に米国の比人コミュニティに対し、意図せず危険な環境にさらされることのないよう、冷静な判断と高い意識を持つよう呼びかけた

 一方、陸軍のルイ・デマアラ広報官は、SNS上で拡散されている「死亡したのは研究者やジャーナリストなどの文民だった」という説を強く否定した。デマアラ氏は、現場に武器が存在し、軍に対して発砲が行われたという動かしがたい事実を挙げ、「彼らは武装しており、交戦現場で我々の兵士に発砲した。この事実を無視してSNS上の感情的な憶測に流されるべきではない」と反論。国際人道法と人権を尊重した「正当な軍事作戦」であったことを強調した。

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