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前下院議長の資産凍結 控訴審が20日間の暫定命令

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ロムアルデス前下院議長に対する20日間の暫定的資産凍結命令を控訴裁判所が発出した

独立インフラ委員会の公聴会に出席したロムアルデス下院議員
独立インフラ委員会の公聴会に出席したロムアルデス下院議員=国営PNA通信

 控訴裁判所は22日、前下院議長を務めたマーチン・ロムアルデス下院議員が所有するとみられるマカティ市フォルベスパークにある住宅不動産(資産額16億6500万ペソ)や、35の銀行口座などに対する20日間の暫定的資産凍結命令を出した。同議員に関する治水汚職疑惑をめぐる違法な資金の流れを追及する司法機関による捜査が続いているためで、資金洗浄防止委員会が同裁判所に資産凍結命令の発出を請求していた。26日付英字紙マニラタイムズが報じた。

 今回、凍結命令の対象となったマカティ市サウスフォルベスパークにある敷地面積3196平米の高級住宅物件は実業家のホセ・パラス氏の経営する企業が購入しており、同企業が所有する38の銀行口座やタギッグ市のコンドミニアム7部屋などの資産についても凍結命令が出されている。

 また、公務員特別裁判所も22日、ロムアルデス下院議員に対する出国停止命令を発令している。

 一連の治水汚職疑惑の捜査を進めている行政監察院は、同院での暫定捜査や上院公聴会での関係者による証言、また下院の予算委員長を務めたザルディー・コー元下院議員による声明などを基に、同汚職疑惑による政府予算の資金還流分(キックバック)の総額は560億ペソに達していると明らかにしている。

 一方、ロムアルデス下院議員は21日にビデオメッセージを公表し、「自分はいかなるインフラ事業からもキックバックを受け取っていない」とした上で、「治水汚職疑惑に関して自分をスケープゴートにするような試みを許さない。自分の名誉を守る準備は出来ている」とあくまで徹底抗戦する構えを見せている。

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