比人結合双生児の分離手術に成功 サウジ、30人の精鋭チームが手術完遂
サウジアラビア政府は、頭部が結合した状態で生まれた比人双生児の分離手術に成功したと発表
サウジアラビア政府は24日、頭部が結合した状態で生まれたフィリピン人双生児、クレア・アンさんとモーリス・アン・ミサさんの分離手術に成功したと発表した。23日にリヤドのキング・アブドラ専門小児病院で行われた18時間半に及ぶ手術は、サルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の直接の指示による「サウジ結合双生児プログラム」の一環として無償で実施された。
医学的に「世界で最も複雑な症例の一つ」と評された今回の手術は、双子が頭部で結合し、脳組織も一部つながっているいるだけでなく、脳の静脈洞(血液の出口)を共有しているという極めて困難な状況の下で行われた。さらに、クレア・アンさんには心筋不全と重度の腎萎縮による完全な腎不全があり、生存率は50%とされていた。
ムアタシム・アルゾウビ主任外科医率いる30人のチームは、精密な画像診断と高度な技術を駆使した5段階の外科的プロセスを完遂。今回の成功は、同プログラムにとって70例目の分離手術となり、人道支援におけるサウジアラビアの国際的なリーダーシップを象徴するものとなった。
2025年5月にリヤドへ到着して以来、1年近い精密検査と準備期間を経て成功した手術について母親は、「娘たちの未来に新しい希望が開かれた」と深い喜びを語った。








