「バスコ中央学校」再建へ 2025年に焼失した歴史遺産
公共事業道路省のビンス・ディソン大臣は、歴史的遺産であるバタネス州の「バスコ中央学校」の再建工事を年内に開始すると表明
公共事業道路省(DPWH)のビンス・ディソン大臣は17日、バタネス州を訪問し、2025年3月の火災で焼失した歴史的遺産である「バスコ中央学校」の再建工事を年内に開始すると表明した。あらゆる建設コストが高騰して地方のインフラ整備が停滞する懸念が高まるなか、政府は国家のアイデンティティを象徴する「歴史的建築物」の復旧を優先事項に掲げた。同校の生徒635人は現在仮設教室での授業を強いられており、今回の再建決定は地域社会にとって待望の復旧となる。
ディゾン大臣は16日、ソニー・アンガラ教育相と26年度「基礎教育施設プログラム」を実施するための覚書(MOA)を締結。これはフェルディナンド・マルコス大統領の直接の指示に基づくもので、全国的な教室不足と老朽化に両省庁が連携して対応する姿勢を鮮明にしたものだ。今回のパートナーシップにより、政府機関同士の縦割りを排し、透明性と説明責任を確保しながら教室不足の解消を急ぐ。ディソン大臣は「この学校は単なる建物ではなく、バタネスの誇りである。今年中に着工し、来年には完成させる」と述べ、スピード感を持った復旧を約束した。
バスコ中央学校の火災は、25年3月25日の深夜から翌未明にかけて発生した。国家警察や消防庁によれば、アメリカ植民地時代の20世紀初頭に建設された歴史的価値の高い建築物である「ガバルドン校舎」が全焼したほか、コンピュータなどの機器や図書、および大量の教育資料が焼失した。深夜の発生であったため死傷者は報告されていないが、生徒らはその後1年以上にわたり、過酷な気候条件の下で仮設教室での学習を余儀なくされている。








