人身売買の「裏口出国」に警告 入管
入国管理庁は、正規の審査を避けて出国する「バックドア」ルートを利用した人身売買の危険性について、改めて強く警告
入国管理庁(BI)は13日、正規の審査を避けて出国する「バックドア」ルートを利用した人身売買の危険性について、改めて強い警告を発した。
今回の警告は、3月23日にカンボジアから送還されたフィリピン人女性(24)の証言に基づくものだ。女性は2025年5月、複数のフィリピン人と共にミンダナオ地方タウィタウィ州から小舟でマレーシアのサバ州へ渡る違法ルートで出国。その後、テレグラムを通じて勧誘された「ミャンマーの受付係(月給900~1200ドル)」という偽の求人を信じ、カンボジアのバベットへと送り込まれた。しかし現実は過酷で、彼女は「ロマンス詐欺」のオペレーターとして強制労働を強いられ、別の企業に「売却」されるなど、非人道的な搾取の対象となっていた。
ジョエル・ビアド入管局長は、10日に司法省(DOJ)が表明した「人身売買対策法の強化」に足並みを合わせる形で、「不法な出国は、海外での保護メカニズムへのアクセスを遮断し、虐待のリスクを最大化させる」と、甘い誘いに乗らないよう呼びかけている。








