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上半身裸で逮捕された住民に謝罪 「より安全な都市」取締りで内務自治相

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レムリヤ内務自治相が記者会見で、上半身裸で自宅前でセメントを混ぜていた住民を警察が逮捕したケースについて謝罪

レムリヤ内務自治相
レムリヤ内務自治相

 内務自治省と国家警察が実施中の「より安全な都市」政策の一環で、上半身裸でセメントを混ぜていた住民を警官が逮捕した事例がSNSに投稿されて批判が高まっている。レムリヤ内務自治相は13日、国家警察本部で行われた記者会見で、「私の説明が足りず警官がシャツを着ていない人をすべて逮捕していた。それは間違いで、私にすべての責任がある」と謝罪した。英字紙インクワイアラー電子版が13日報じた。

 レムリヤ氏は会見で「この取り組みを、より進化させる。完全なものにし数週間後に発表する」と述べ、現在の取り締まり方針を修正する意向を示した。特に建設作業員など職務上、衣服を脱ぐことがやむ得ないようなケースを取締り対象から外すことを念頭に置いているとみられる。

 SNSに投稿されたのは、マンダルーヨン市アディションヒルズの自宅前で工事のためにセメントを混ぜていた住民が上半身裸だったために警察に逮捕されたケースだった。

 「より安全な都市」プログラムに基づく取締りでは、4月6日から12日までの1週間に首都圏で計6万8257人が逮捕されている。その内訳は公共の場所での飲酒と喫煙による逮捕者が2万804人で最多。次いで上半身裸で路上を行き来した容疑で6156人が逮捕され、午後10時以降の未成年者に対する夜間外出禁止令の違反者が5789人に上っている。

 また、午後10時以降にカラオケを使った住民も1344人逮捕されたほか、各地方自治体が定める条例への違反による逮捕者も3万4164人に達している。

 一方、首都圏警察マニラ市本部は12日、批判が高まっている上半身裸の住民に対する取り締まりについて、当面逮捕したり罰金を科したりせず、適切な警告や情報周知に留めると発表している。

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