南沙諸島に新管区設置 比沿岸警備隊が開所式
比沿岸警備隊は、南沙諸島の海域6万8000平方キロメートルを管轄する新管区を創設。パグアサ島で本部の開所式
フィリピン沿岸警備隊(PCG)は9日、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島、カラヤアン諸島)に新たな管区を設置し、パグアサ島に創設された新司令本部の開所式を行った。中国による南沙諸島への海洋進出に対抗するため、沿岸警備隊の基地機能を本格的に同島に構築する。9日付英字紙インクワイアラーが報じた。
新司令本部の開所式の後、PCGのカバン長官は、招待した記者団に対し、パグアサ島が今後、准将レベルの司令官を抱える司令本部となり、PCG艦船が常駐するほか、その他の複数の対応船と複数の専門家も常駐すると説明した。
また同長官は「新管区の設置はすべての沿岸警備隊員の意識を高め、カラヤアン諸島の防衛が優先事項であるとの認識を植え付けることになる」と強調した。
パグアサ島の指令本部に加えて、コタ諸島やパロラ諸島にも管区支部が設置される見込みで、カラヤアン諸島にある約6万8千平方キロメートルの海域を管轄するという。
パグアサ島には現在、主に漁師とその家族からなる政策移民約400人が居住しているが、この一帯の領有権を主張する中国政府はこれらパグアサ島の島民たちが違法に居住していると批判している。








