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洪水制御汚職で初の民事没収申立 AMLCが3件の申し立て行なう

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洪水制御事業の広範な汚職疑惑で資金洗浄防止委員会が初めて民事没収申立てを行なった

AMLCのロゴマーク
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 資金洗浄防止委員会(AMLC)はこのほど、洪水制御汚職スキャンダルに関与したとされる政治家や官僚、企業家らの資産について民事没収を求める3件の申立てを裁判所に対し行った。同委員会は声明で、これらの申立ては、控訴裁判所が発令した資産凍結命令の対象となっていた個人および法人の資産を対象としていると述べたが、申立ての対象となる氏名や具体的な金額については明らかにしなかった。

 これまでに、首都圏の地方裁判所は、訴訟係属中の間、金銭的資産および不動産を確保するため、2件の仮差押命令を認めた。AMLCは「民事没収訴訟の提起は、洪水制御事業で不正に得られた利益の回収を確実にするための最終段階で、今後、同様の申し立てが数件続くことになり、今回が第一弾となる」としている。

 AMLCによると、疑惑に関連する278億ペソ相当の資産が凍結されており、対象は個人862人および法人648社に及んでいる。これには、7970の銀行口座、219件の不動産、253台の自動車、および11機の航空機が含まれる。

 AMLCは「すべての証拠が完全かつ正確であることを確実にするため、慎重かつ周到に手続きを進めている。」としている。

 一方、AMLCのマシュー・デビッド委員長が中央銀行への異動を申請した後に辞任した。デビッド氏が異動を求めた理由は不明。同氏は2022年からAMLC委員長を務めていた。後任は元副委員長のアーノルド・カバリット氏が委員長代理に就任する。

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