戦争体験の継承と若者の愛国心醸成へ危機感 パナイ解放81周年
パナイ島の日本軍からの解放81周年式典で退役軍人減少に危機感。歴史継承と若者の愛国心強化の重要性強調
ビサヤ地方パナイ島の日本占領からの解放81周年を迎えた18日、関係者や歴史研究者らは太平洋戦争の退役軍人が急減している現状を踏まえ、その功績の継承と若者の愛国心の醸成を強く訴えた。地元英字紙パナイ・ニュースが19日報じた
式典はイロイロ市ハロ地区のバランタン記念墓地国立慰霊碑で行われた。この記念日は1945年3月18日に米軍が上陸し、パナイ、ギマラス、ロンブロンでの戦闘に勝利したことに由来する。
イロイロ州の情報担当責任者で歴史家のネレオ・ルハン氏は、「州内で生存する退役軍人は車いすや寝たきりの2~3人だけ」と説明し、全国でも存命者はごくわずかだと指摘。式典では、若者と歴史との乖離への懸念が相次いで表明され、国歌を歌えない若者がいる現状を憂慮する声が上がった。関係者は、戦争の記憶をいかに次世代へ伝えていくかが今後の課題だと強調している。(川上佳風)






