フィリピン新聞

本日休刊日

サイバー名誉毀損で元議員らを告訴 農務相、汚職疑惑を全面否定

555字||社会

農産物の輸入に絡む不正やキックバックに関与しているとの虚偽情報を流布したとしてラウレル農務相がサルディ・コー元下院議員らをマカティ市検察庁に告訴

元国会議員のサルディ・コー氏、弁護士のレビト・バリゴッド氏、元海兵隊員18人を相手取ってマカティ市検察庁にサイバー名誉毀損の告訴状を提出したラウレル農務相
元国会議員のサルディ・コー氏、弁護士のレビト・バリゴッド氏、元海兵隊員18人を相手取ってマカティ市検察庁にサイバー名誉毀損の告訴状を提出したラウレル農務相=国営PNA通信

 フランシスコ・ラウレル農務相は19日、自身が農産物の輸入に絡む不正やキックバックに関与しているとの虚偽情報を流布したとして、ザルディ・コー元下院議員、レヴィト・バリゴッド弁護士、および「元海兵隊員」を自称する18人をサイバー名誉毀損(サイバー・ライベル)の疑いでマカティ市検察庁に告訴した。ラウレル大臣は記者団に対し、一連の疑惑を「完全な創作」と切り捨て、法廷で真実を明らかにする姿勢を鮮明にした。

 騒動の焦点となっているのは、18人の元海兵隊員らが提出した「ラウレル大臣のフォーブス・パークの自宅に毎週通い、政府高官へのキックバックを回収していた」という供述内容。これに対し、大臣は「そもそも2018年以降、そこには住んでいない。私はマカティの別の場所に居住している」と事実関係を完全に否定。自身の関与を否定するだけでなく、バリゴッド弁護士に代表される18人に対し、何者かの政治工作に利用されることなく真実を話すよう促した。

 さらに、今回の告訴はコー元議員による「リサ・マルコス大統領夫人とマーティン・アラネタ氏が、農業省内の農産物密輸や輸入問題に関与している」という主張にも及んでいる。ラウレル大臣はこの告発を「完全なデタラメ」と断じ、農業省に対する「フェイクニュース」の拡散に対し強く警告した。

社会