「偽装留学」で中国へ 偽装結婚被害の女性を空港で保護
偽装結婚のため、留学を装って中国へ出国しようとしていた21歳のフィリピン人女性を入管が保護
入国管理局(BI)は18日、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)第3ターミナルで、偽装留学を装って中国へ出国しようとしていた21歳のフィリピン人女性を保護したと発表した。女性は今月10日、広東省広州市行きのセブパシフィック航空機に搭乗しようとした際、入国管理保護・国境執行部(I-PROBES)の職員によって引き止められた。当初、女性は「広東省の公立職業技術大学で語学研修を受ける」と主張し、関連書類を提示したが、面接の中で供述と書類の内容に多数の矛盾が発覚した。
その後の詳細な調査により、女性は実際には大学に入学する予定はなく、エージェントを通じて手配された正体不明の人物との「見合い結婚」が目的であったことを認めた。女性は中国に到着して結婚の手続きを完了させた後、報酬として5万ペソを受け取る約束をしていたという。BIのジョエル・アンソニー・ビアド局長は声明で、「今回の事件は、人身売買業者が不法活動の隠れ蓑として『海外留学プログラム』を悪用している実態を浮き彫りにした」と指摘。比人を搾取の危険にさらすあらゆる手口に対し、全港湾・空港で警戒を維持する方針を強調した。
女性はさらなる捜査と法的支援のため、人身売買対策関係省庁間評議会(IACAT)に引き渡された。現在、比では「メールオーダー・ブライド」の被害再燃が危惧されている。特に今回は、これまでの「偽装結婚証明書」を用いる手口ではなく、一見すると正当に見える「留学」という名目を利用した巧妙なケースであり、当局は国民に対し、高額な報酬や安易な海外渡航の誘いに乗らないよう強く呼びかけている。






