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聖週間に向け1・7万人を配備 PCG「大移動」に厳戒態勢

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比沿岸警備隊は、今月28日から4月5日までの聖週間期間中、全国に約1万7000人の要員を配備すると発表

PCG西ビサヤ管区の隊員ら
PCG西ビサヤ管区の隊員ら=国営PNA通信

 フィリピン沿岸警備隊(PCG)は18日、今月28日から4月5日までの聖週間(ホーリーウィーク)期間中、全国に約1万7000人の要員を配備すると発表した。政府の安全確保計画の一環として、数百万人が移動する「フィリピン最大の帰省ラッシュ」における海上交通の安全とセキュリティを徹底する。PCGのロニー・ガバン長官は、すべての地区および基地に対して高度警戒態勢(ハイテンド・アラート)を命じ、旅客船や主要航路の監視を強化するよう指示した。

 今回の配備では、国家警察(PNP)が陸路を、PCGが海路と港湾を担当する形で役割分担が明確化されている。PCGのK9ユニット(警備犬チーム)やセキュリティチームは、各港で乗客のスクリーニングや荷物検査を実施し、爆発物や火気、有害化学物質などの持ち込みを厳格に阻止する。また、過積載を防ぐための出港前検査を強化するとともに、西側および東側の主要な島間航路では24時間体制のモニタリングが行われる。緊急事態に備え、捜索救助ユニットや医療チームも主要なビーチや観光地に待機する予定だ。

 ガバン長官は声明で、「安全ガイドラインを遵守し当局と連携することで、全員が目的地に無事到着し帰宅できるよう願っている」と述べた。特に、燃料価格の高騰により、多くの帰省客が空路から比較的安価な海路へと流れる可能性も指摘されており、港湾の混雑は例年を上回る可能性がある。PCGは国軍や比港湾局などと密に連携し、混乱の回避に全力を挙げる方針。

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