国軍が「最高警戒」態勢 エドサ40周年記念日を前に
国軍がアキノ政変(エドサ革命)40周年の記念行事および関連デモに備え、警戒レベルを「レッド・アラート」に引き上げ
国軍(AFP)は24日、翌25日に迎えるアキノ政変(エドサ革命)40周年の記念行事および関連デモに備え、全部隊を最高警戒レベルである「レッド・アラート」に引き上げたことを明らかにした。軍は現時点で重大な脅威は確認されていないとしているが、不測の事態に備え警察の支援体制を強化する。
AFP報道官のフランセル・パディージャ大佐は24日の記者会見で、軍が21日の時点で先行してレッド・アラートを発令していたことを公表。「軍は必要に応じて(警察を)補完する役割を担っている。21日以降、全隊員をスタンバイ状態に置き、あらゆる不測の事態に対応できる体制を整えている」と述べた。
パディージャ大佐は、情報部による監視において現時点で特定のグループによる目立った脅威は検出されていないとしつつ、最高レベルの警戒を敷く理由として①全人員の所在と即応体制を把握し、リソースが完全であることを確認する②治安維持だけでなく、人道支援や災害レスポンス(HADR)への対応も含む内部的な即応訓練の一環――などを挙げた。
1986年のこの日、現大統領の父であるフェルディナンド・マルコス・シニア氏が国外へ追放された。40周年という節目は、マルコス現大統領の政権下で迎えることになり、かつて革命を主導した勢力による大規模な記念集会と、政権に抗議するデモの両方が予定されている。1万4000人を超える警察官に加え、軍が最高レベルの警戒を敷く背景には、この歴史的な因縁がもたらす政治的緊張がある。



