肖像や氏名の撤去を徹底 汚職撲滅に取り組む世界遺産候補シライ市
ビサヤ地方の世界遺産候補シライ市では、政府施設や公共事業での政治家の写真や氏名の表示を撤去する覚書が発出され、汚職対策強化に取り組む
ユネスコ世界遺産候補に選ばれているビサヤ地方西ネグロス州シライ市ではこのほど、公共インフラ事業において公職者の肖像や氏名を全面的に撤去するよう覚書が発出された。深刻な公共事業汚職を受けて内務自治省が全国に公布した通達を受けた措置。
シライ市のジョディス・ガエーゴ市長が発出した覚書では、政府資金を用いた事業・計画・活動において、公職者の名前、画像、ロゴ、色彩モチーフ、その他人物と結びつく識別要素の掲示を禁止する内務自治省の方針を再確認し、既存の違反物の即時撤去を命じた。細則ではさらに、市庁舎および市政府施設、工事現場、施設標識、プロジェクト看板、市所有の車両・機材・資産、政府資金による事業イベントの会場や背景幕、広報物などに掲示されている違反物の即時撤去も求められた。
ガエーゴ市長は、「公的資源は個人の政治的宣伝に利用されてはならない」と強調し、市政府全体に中立性と説明責任、倫理的統治の徹底を求めた。(川上佳風)






