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大統領、国連本部へ出発 中東和平と安保理入りを訴え

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大統領が国連本部の会合に出席するためニューヨークに向けて出発。事務総長との会談や国連総会での演説へ

マルコス大統領
マルコス大統領

 大統領府は8日、マルコス大統領が同日午前10時22分、国連本部の会合に出席するためニューヨークに向けて出発したと発表した。9日から10日にかけて行われる今回の訪問では、アントニオ・グテーレス国連事務総長との会談や国連総会での演説が予定されており、混迷を極める中東情勢の解決と、海外フィリピン人就労者(OFW)を含む民間人の保護を最優先で訴える方針だ。

 今回の訪米における最大の戦略的目標の一つが、2027年から28年任期の国連安全保障理事会(UNSC)非常任理事国への立候補に対する支持取り付けだ。比が安保理メンバーとなれば、04~05年以来、実に20年以上ぶりとなる。

 一方、外務省(DFA)のエスカロナ報道官は大統領がグテーレス事務総長との会談で、イランによる報復攻撃などで緊張が高まる中東情勢に触れる予定であることを明らかにした。現在、中東には帰国を希望する1189人のOFWが残されており、大統領は「国連こそが、民間人の安全確保と戦闘自制を呼びかけるための最も適切な舞台だ」として、国際法と人道支援の徹底を求める。

 また、大統領は「女性の地位委員会(CSW)第70回会合」でも演説を行う予定だ。比は伝統的にジェンダー平等と女性のエンパワーメントにおいて高い評価を得ており、この分野での指導力もアピールする。

 今回の訪米には、リサ夫人をはじめラザロ外務次官(外相代行)、カクダック移民労働者相、ガルベス和平担当大統領顧問、ゴメス広報担当大統領補佐官らが同行。22年の就任以来、6度目。

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