カンラオン山で「爆発的噴火」 噴煙と灰を放出、警戒呼びかけ
火山地震研究所がネグロス島にあるカンラオン山で「爆発的噴火」が発生したと発表
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は19日、ビサヤ地方ネグロス島にあるカンラオン山(標高2435メートル)で、同日午後4時39分に「爆発的噴火」が発生したと発表した。同山は現在、警戒レベル2(中程度の不穏状態)に設定されており、当局は周辺住民に対し厳重な警戒を呼びかけている。
民間防衛局(OCD)によると、噴火に伴い火砕物や火山灰が放出された。PHIVOLCSのマリトン・ボルナス氏は地元メディアの取材に対し、「今回の噴火は約2分間続いた。多量の灰を伴い、明瞭な噴煙(噴火柱)が確認された」と説明した。
ボルナス氏によると、今回の噴火は火山の活動が比較的穏やかで、二酸化硫黄(SO2)の放出量も減少していた時期に突如発生したという。火山活動が静穏化したように見えても、地下で圧力が蓄積されていた可能性が示唆されている。
OCDは、火砕流や降灰の影響を受ける可能性がある周辺地域の住民に対し、当局の指示に細心の注意を払い、いつでも避難できる準備を整えるよう促している。また、山頂付近の恒久危険区域(PDZ)への立ち入りは引き続き厳禁とされている。
航空当局に対しても、火山灰によるエンジン故障の恐れがあるため、山頂付近の飛行を避けるよう注意喚起が行われた。




