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東南アジアワースト2位の3.8% ADBの成長予測

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比の2026年成長率は東南アジア主要5カ国でワースト2位の3.8%。ADB予想

ADB経済見通し(東南アジア5カ国)
ADB経済見通し(東南アジア5カ国)

 アジア開発銀行(ADB)は7月版経済見通しで、フィリピンの2026年実質国内総生産(GDP)成長率予測を4月時点の4・4%から3・8%に引き下げた。東南アジア主要新興5カ国の中では、ベトナム(7・2%)、インドネシア(5・2%)、マレーシア(4・6%)より低く、1・8%のタイに次ぐワースト2位となった。5カ国中下方修正されたのはフィリピンだけだった。

 今回のADB予測は、開発予算調整委員会(DBCC)が8日に公表した2026年の政府成長目標3・5~4・5%の範囲内。とはいえ、近年東南アジアトップクラスの成長率を記録していたフィリピンが、昨年以来の治水汚職による公共事業の停滞に石油危機が重なったことを受けて成長率を転落させており、「高成長国」の地位が危うくなっている状況だ。

 一方、ADBはフィリピンの2027年成長率予測について、4月時点から0・2ポイント下方修正したものの、東南アジアで2番目に高い5・3%の見通しを維持した。DBCCは2027~30年について、5・0~6・0%への回復を見込んでいる。

 フィリピンの2026年予想インフレ率は4月予想から1・9ポイント上昇(悪化)方向に修正し5・9%。中銀の目標(2~4%)を大きくオーバーした。水準・修正幅ともに東南アジア5カ国で最大。東南アジアの中でも石油問題によるインフレ圧力に弱い構造が浮き彫りとなった。

 アジア太平洋の途上国・地域全体では、2026年の成長率予測を4・9%とし、2025年の5・5%から減速すると見込んだ。ADBは、中東紛争によるエネルギー市場の長期的な混乱が、域内経済の見通しを当初想定より大きく圧迫していると指摘した。

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