国内最高の成長率6.4%を記録 西ビサヤ地域
農業回復と消費拡大で西ビサヤ経済が加速、国内トップの成長率達成
フィリピン中部の西ビサヤ地域は2025年、国内18地域の中で最も高い経済成長率となる6・4%を記録した。前年の4・4%から大きく加速し、農業の回復や産業の堅調な拡大、個人消費の底堅さが成長をけん引した。地元英字紙パナイニュースが24日報じた。
経済企画開発省のアレシオ・カシン地域局長は記者会見で、「今回の6・4%成長は、従来予測の5・0~5・5%を上回り、消費支出の増加と各分野への投資拡大による活発な経済環境を示している」と述べた。
フィリピン統計庁西ビサヤ地域のネリダ・アモラール局長は、農業、工業、サービスの三部門がそろって成長したと指摘。特に農林水産業は前年のマイナス7・4%から一転し、9・5%の大幅増となり、コメやトウモロコシ、サトウキビの生産増が寄与した。
工業部門も製造業の拡大やインフラ事業の進展により4・3%成長を維持。サービス部門は6・3%とやや減速したものの、医療・社会福祉(14・6%増)や鉱業・採石(14・8%増)などが好調だった。一方、建設業は事業遅延などで0・5%減となった。
雇用面では失業率4・1%と低水準を維持し、就業者数も2万8500人増加。世帯の貧困率も9・8%と一桁台にとどまり、国内でも低い水準を保っている。
同地域は国内総生産の2・9%を占める第8位の経済規模を持つ。政府は今後も投資促進と政策連携を進め、成長の持続と地域経済のさらなる強化を目指す方針。






