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新海路開設を模索 東ダバオ州~インドネシア・ミアンガス島

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東ダバオ州とインドネシアとの新海路開設を検討。漁業や農業、観光分野の交流拡大目指す

 ミンダナオ開発庁(MinDA)のロメオ・モンテネグロ氏は15日、東ダバオ州ガバナー・ヘネロソ町とインドネシア・北スラウェシ州のミアンガス島を結ぶ新しい海路の開設について、現在調査・検討段階にあることを明らかにした。80~100キロという比較的近距離にあるインドネシア領の島との連携は、水産物や農産物の流通コストを大きく抑えることができるとして期待されている。この構想は、ガバナー・ヘネロソのファニト・イノハレス町長が9日にインドネシアのマナドを訪問した際、現地当局に対して姉妹都市協定の締結とともに提案した。

 今回の提言は、MinDAが2026年序盤から提唱している「ミンダナオ・ゲートウエー・トライアングル」構想の一環。この構想は、ダバオデオロ、東ダバオ、西ダバオの3州を統合的な開発プラットフォームとして位置づけ、生産地、観光地、物流ハブを「ブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン東アセアン成長地域(BIMP-EAGA)」市場に直結させることを目的としている。モンテネグロ氏は、この航路を実現させるためにガバナー・ヘネロソの港湾インフラ整備が必要であることを指摘し、ミアンガス島との間で水産物、農業、観光、技術協力などの広範な分野で具体的な合意形成を目指すとしている。

 この海路の開設は東ダバオ州マティ空港の本格稼働を見据えた多角的な接続戦略の一部でもある。将来的にはマティ空港を国際空港として位置づけ、小型機による北スラウェシ諸島との空路接続も視野に入れている。

 ガバナー・ヘネロソの港が国際的な貿易ルートの拠点となることで、ダバオデオロ州の農産物や観光資源も、より安価かつ迅速に海外市場へアクセス可能になる見込みだ。

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