塩産業の復活に733万ペソ投入 比政府、「輸入依存度99%」からの脱却目指す
政府は、塩のほぼ全量を輸入に依存している現状を打破するため、西ビサヤ地域で733万ペソ規模の「塩産業プロジェクト」を開始
フィリピン政府は、生命維持に欠かせない塩のほぼ全量を輸入に依存している現状を打破するため、西ビサヤ地域(第6地域)において733万ペソ規模の「塩産業プロジェクト」を開始した。水産資源局(BFAR)を通じて国内生産の拡大と品質向上を加速させる構えだ。BFAR第6地域のレミア・アパリ局長は、輸入塩への過度な依存が国内供給の空白を生んでいると指摘し、地域の漁業従事者に新たな生計手段を提供するとともに、輸入に頼っている現状の改善を目指すと表明した。
本プロジェクトでは、ギマラス、イロイロ、アンティケといった伝統的な製塩地で、近代的な製造方法や食品安全法に準拠した最新の貯蔵施設の建設、および機材の配布が行われる。現在、フィリピンの製塩は全国的に低迷しており、西ビサヤ地域は国内第3位の生産規模だが供給量は国産全体の10%にも満たない。アパリ局長は「単なる経済戦略ではなく、地域社会の食料安全保障を確保するための自立への一歩だ」と強調した。








