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ダバオ湾沿岸に燃料拠点建設計画 米軍、戦略的要衝として注目

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米国がダバオ湾に燃料拠点建設を計画。西太平洋での軍事補給網強化と抑止力向上が狙い

 米国国防総省は、西太平洋における前方展開型補給網の強化の一環として、ミンダナオ島ダバオ湾沿岸に石油貯蔵施設を建設する計画を進めている。国防兵站局は3月31日、ダバオ市や南ダバオ州、マララグ湾を含む地域での「防衛燃料支援拠点」整備に向け、米国内業者を対象とした入札募集を公表した。英字紙インクワイラーが11日報じた。

 計画によると、同施設は約97万7000バレルの燃料貯蔵能力を持ち、艦船や航空機向け燃料の受け入れ、保管、輸送を担う。完成までの期間は約4年を見込んでいる。

 安全保障の専門家は、ダバオ湾がスールー海やセレベス海に近接する戦略的要衝であり、商業・軍事双方の航路に迅速にアクセスできる点を指摘。今回の計画は地域における戦術的再配置とされる。

 一方で、施設が攻撃対象となる懸念もあるが、フィリピン海軍は抑止力として機能するとの見解を示し、歓迎する姿勢を示した。

 同計画は、オーストラリアやパプアニューギニアと並び、西太平洋における米国の補給拠点網拡大の一環とされ、比米相互防衛体制の下での軍事協力強化を象徴する動きとなっている。

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