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メーデーの最賃引き上げはなし 労働雇用省が説明

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労働組合などが求めているメーデーでの最低賃金の全国一律引上げに対し、労働雇用次官があくまで賃金生産性委員会での交渉で決めるべきと反論

3月10日に行われた燃油価格の大幅引き上げに反対する労働組合メンバーらによる抗議集会
3月10日に行われた燃油価格の大幅引き上げに反対する労働組合メンバーらによる抗議集会

 労働組合などから石油危機に伴う物価高騰に対処するため5月1日のメーデーに全国の労働者を対象にした最低賃金引上げを要求する動きが出ている問題で、労働雇用省のベネディクト・ビトニオ次官は1日、メディアに対し、将来的な最低賃金引上げはあくまで地域ごとの賃金生産性委員会で決定する現在の制度を守るとの立場を明らかにした。2日付け英字紙インクワイアラーが報じた。

 労働組合連合組織のフィリピン労働組合会議(TUCP)が3月初め、中東紛争の激化の影響を懸念して全国一律に最低賃金を現行から200ペソ引き上げることを政府に求めていた。

 ビトニオ次官によると、2026~27年度の最低賃金の改定については5月から各地域の政府、経営者、労働者の3者の代表からなる賃金生産性委員会が協議を開始する予定という。

 ルソン地方第4ーA地域(カラバルソン地域)では昨年の同委員会での決定に基づき、最低賃金を25~100ペソ引き上げる内容の賃金決定が出され、その第1回目の改定が昨年10月5日に実施され、今年4月1日に第2回目の最賃改定が行われたばかり。

 同地方第5地域(ビコール地域)でも昨年の賃金決定に基づき4月8日に最賃を現行から20ペソ引き上げて455ペソに引き上げられる予定。

 首都圏でも今年5月中頃から首都圏賃金生産性委員会が最低賃金の改定に向けた協議を開始する予定だという。

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