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太陽光発電ポンプで農業近代化 農家2000人超が恩恵

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南カマリネス州では太陽光灌漑設備の導入により農家の電力負担が軽減し、収入増と作付け拡大が進む見込み

 ルソン地方南カマリネス州ミナラバック、ブラ両町で太陽光発電を活用した灌漑(かんがい)システムが導入され、2000人以上の農家が恩恵を受ける見込み。マルコス大統領が23日、同事業の現地視察と引き渡し式に出席した。比情報局(PIA)が24日報じた。

 これまで農家は灌漑ポンプの電気代として最大1000万ペソもの負担を強いられ、収穫ごとに費用を分担して支払っていた。

 ミナラバック町の太陽光灌漑事業第1期は、総事業費約3億3200万ペソを投じて実現した。900枚のソーラーパネルにより4基の大型ポンプが稼働し、4村で計1255ヘクタールを灌漑している。ブラ町でも同様の設備により551ヘクタールが対象となり、722人の農家が利用している。

 地元農民団体代表は「長年の夢が実現した」と歓迎し、燃料費高騰の中で小規模農家にとって大きな支援になると述べた。これまで耕作されていなかった農地も年間最大3回の作付けが可能になるなど、成果が現れ始めているという。(川上佳風)

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