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ミンドロ島で送電設備強化 風力発電の供給効率向上

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ミンドロ島の送電設備改修により風力発電の全量供給が可能となり、電力安定化が期待される

 エネルギー省はこのほど、東ミンドロ州のカランガタン変電所における設備改修を完了したと発表した。これにより、同州最大の再生可能エネルギー施設である風力発電所からの電力を全容量送電できるようになった。比情報局(PIA)が23日報じた。

 これまで同変電所では設備上の制約により送電量が制限され、特に風が強い時でも発電された電力の一部が供給できない状況が続いていた。影響を受けていたのは発電事業者PHESIが運営する風力発電施設で、発電能力を十分に活用できない課題があった。

 今回の機器更新と試験運用の完了により、約16メガワットの風力電力を全量送電することが可能となった。さらに同施設が備える蓄電システム(BESS)と連携することで、出力変動の調整と安定供給も強化される。

 工事は国営送電公社(TransCo)、国営電力公社(NPC)、発電事業者PHESI、オルミン・パワー社、さらに東ミンドロ電力協同組合(ORMECO)との協力で実施された。

 エネルギー省は、この改善により再生可能エネルギーの活用拡大、電力の信頼性向上、そして高コストな従来型電源への依存低減が期待されると説明。今後も関係機関と協力し、離島電力網への再エネ統合を進めていく方針を示した。(川上佳風)

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