年内に事業化調査へ ルソン~ビサヤ連結
ルソン島とビサヤ諸島を結ぶ長大橋または海底道路トンネルの事業可能性調査が年内にも実施へ
フィリピンの主要3地域(ルソン・ビサヤ・ミンダナオ)を道路で結ぶ「3地域連結プロジェクト」が現実味を帯びている。下院少数党院内総務のマルセリーノ・リバナン議員が、ルソン島とビサヤ諸島を結ぶ長大橋または海底道路トンネルの事業可能性調査が年内に実施されることを明らかにした。また、ビサヤ諸島とミンダナオ島を結ぶルートの調査も2027年に予定されている。地元英字紙ミンダナオ・タイムズがこのほど報じた。
リバナン議員によれば、今月10日にタクロバン市で開催された会合で公共事業道路省(DPWH)のビンス・ディソン大臣がこの計画を確約した。議会はすでにルソン~ビサヤ間の調査費用として1億3000万ペソ(約3億4000万円)を割り当てている。
現在、3地域間の移動はロールオン・ロールオフ(RORO)船に依存しており、燃料価格高騰や悪天候による欠航、輸送能力の限界が常にボトルネックとなっている。
リバナン氏は「固定された道路の完成は、人・物・サービスの移動を劇的に変え、完全な経済統合を可能にする」と言明。災害時の迅速な対応や国防上の機動力向上、地域間の経済格差是正に直結する「戦略的投資」であると強調した。(川上佳風)








