コロンビアの石油開発会社を買収へ 比人実業家のエンリケ・ラソン氏
エンリケ・ラソン氏が率いるプライム・インフラストラクチャ・キャピタルが米カーライルからコロンビアの独立系石油開発会社を買収することで合意
米国の投資ファンド大手、カーライル・グループは11日、同社がコロンビア最大の独立系石油・ガス開発会社のシェラコル・エナジーに所有する主要株式を、比人実業家エンリケ・ラソン氏が率いる比インフラ投資会社のプライム・インフラストラクチャー・キャピタルに売却することで合意したことを明らかにした。合意内容の詳細はまだ開示されていないが、比企業が南米の石油・ガス開発事業に参入するのは初めて。中東紛争が深刻化する中、比のエネルギー保障の面でも大きな転換点となりうる石油開発事業の買収となりそうだ。12日付け英字紙スター電子版が伝えた。
カーライルによると、同買収合意は関係政府の規制機関による承認が得られれば、今年3月までに合意履行にこぎ着けることが可能だという。
シェラコル・エナジーはコロンビアの石油生産量の約10%を担う大手開発企業。カーライル社は自社の国際エネルギー部門のファンドを通じて2020年から投資を開始し経営に携わってきており、これまでに約10億ドルを出資しているという。
プライム・インフラストラクチャ・キャピタルは最近、エネルギー事業部門を再編成しており、昨年11月にはロペス財閥傘下の天然ガス燃料火力発電所の60%株式を500億ペソで買収したほか、逆にプライム・インフラストラクチャ傘下の水力発電事業の持株33%分をロペス財閥のファーストジェンに、618億8000万ペソで売却することで合意するなど大きな動きを見せていた。
フィリピンは石油製品のほとんどを輸入に頼っており、中東紛争の激化による原油価格の高騰により国内の石油製品価格が急騰するなど不安定な国内市場であることを露呈している。








