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米医療用手袋大手を誘致 大統領、2000人超の雇用創出へ

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U.S. Medical Glove Companyがフィリピンでの第1工場建設に初期投資として2億ドルを投資

USMGC幹部らと会談するマルコス大統領
USMGC幹部らと会談するマルコス大統領=国営PNA通信

 訪米中のマルコス大統領は現地時間の10日、帰国を前に「ザ・ピエール・ホテル」で記者会見に臨み、米国のU.S. Medical Glove Company (USMGC)がフィリピンでの第1工場建設に初期投資として2億ドルを投じると発表した。同社はすでに比国内に代表団を派遣しており、現地パートナーとの提携も完了。建設に向けた準備はすでに始動しているという。

 大統領によると、同社の技術は極めて合理的であり、「建屋さえ完成すれば、機械が到着してから48時間以内に生産プロセスを開始できる」という。このスピード感は、物資不足が懸念される有事において強力な武器となる。

 また、生産されるニトリル手袋は、医療従事者のみならず、フィリピン国軍(AFP)やその他のセクターへも供給される予定だ。これにより、パンデミック等の際にも海外からの輸入に頼ることなく、安定した国内サプライチェーンを確保できる。

 大統領によると、2億ドルの投資はあくまで「始まり」に過ぎず、第1フェーズが成功すれば同社はさらに大規模な投資を行い、拠点を拡張する意欲を示しているという。

 大統領は、「USMGCの投資は比にとって大きなアドバンテージとなる。雇用だけでなく、最先端のエコ技術(1000%排水リサイクルなど)が導入されることで、比の製造業全体のレベルが向上するだろう」と手応えを語った。

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