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観光回復でも苦境続く セブ、マクタン島土産品業者

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ビサヤ地方セブ州マクタン島の土産物販売業者らがコロナ禍後の観光変化で売り上げ減に直面。商品多様化で生計維持目指す

 セブ州ラプラプ市マクタンの観光地マクタン・シュラインで長年営業する土産物販売業者らが、観光客の行動変化や新型コロナウイルスの影響で売り上げ減少に苦しんでいる。サンスター・セブが8日報じた。

 マクタン・シュライン土産物商組合によると、以前はご当地Tシャツなどの販売で1日1万3000~2万ペソを稼ぐ店もあったが、コロナ禍による観光客減少で業界は大きく打撃を受けた。教育ツアーの減少や観光客の滞在時間の短縮、売店のアクセスの悪さも売り上げ低迷の要因とされる。

 約50年にわたり同地で貝殻細工の土産品を販売してきたモレノさんは、「現在の売り上げは1日300~400ペソで、生活費を賄うのがやっと。コロナ禍前は3000ペソから1万ペソの収入があり、4人の子どもを大学に通わせることができた」と話している。

 市は地元産業の再生に向け、貝殻細工やギターなどの特産品を紹介する施設「ラプラプ・ギャラリー」を再開予定。観光客向けに貝殻アクセサリー作りの実演などを計画するなど、商品の多様化で需要の変化への対応を進めている。(川上佳風)

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