MRT3改修へ82億ペソ確保 JICAと第3次借款に署名
財務省は、首都圏鉄道3号線の大規模改修およびアップグレード事業のため国際協力機構との間で82億ペソ規模の融資契約を締結
財務省(DOF)は3日、首都圏鉄道(MRT)3号線の大規模改修およびアップグレード事業のため、国際協力機構(JICA)との間で82億ペソ(約214億円)規模の融資契約を締結した。今回の資金調達により、老朽化したシステムの抜本的な更新と、将来の需要拡大への対応が本格化する。
同日行われた署名式典で、フレデリック・ゴー財務相は、今回の改修が国民にもたらす重要事項として①システム全体の信頼性を高め、運行の遅れを最小限に抑える②運行間隔の適正化により、駅での待機時間を短縮する③4両編成化により、通勤・通学時の混雑を緩和し、利便性を向上させる――を強調。「これは単なるインフラ投資ではなく、フィリピンの人々が家族と過ごす時間を増やすための投資だ」と述べた。
今回の改修対象は運行システム全体に及ぶ包括的なもので、①線路、信号システム、電力供給網、架線(オーバーヘッド・ライン)の修理・更新②通信システムや各駅の設備、メンテナンス用機材のアップグレード③現在主流の3両編成から4両編成への移行を加速。これにより1編成あたり394人の定員増が可能となり、ピーク時の混雑緩和に直結する――などが計画されている。
JICAフィリピン事務所の馬場隆志所長は、「今回の署名は、フィリピンの人々に安全で効率的、かつ高品質な交通インフラを届けるという決意の証である」とコメント。日本の技術と資金が、首都圏の交通渋滞解消の鍵であることを再確認した。








