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25年比観光業収入は918億ドル アセアン諸国でトップ

693字|2026.2.2|経済

フィリピンの25年観光業収入が918億ドルに達し、東南アジア諸国連合加盟国の中でもトップだった

ボラカイ島の白砂ビーチ=観光省ホームページより

 フィリピン観光省は1月30日、セブ市で開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)観光閣僚会議において、2025年ワールド・トラべル&ツーリズム協議会(WTTC)による経済的影響報告書(EIR)が提出され、フィリピンの昨年の観光業収入が918億ドルとASEAN加盟国の中でトップだったと明らかにした。同報告書はアジア開発銀行が会議に提出したものという。1月31日付けセブデイリーニュース電子版が報じた。

 同報告書によると、フィリピンの25年観光業収入は国内総生産(GDP)の19.9%を占めている。ASEAN主要国の中でも、インドネシア(観光業収入が717億ドル)、タイ(同673億ドル)、シンガポール(同546億ドル)を大きく上回った。

 また、フィリピンの観光業における雇用創出数は少なくとも1120万人と推定されており、比国内の雇用全体の23%を占めて、ASEAN加盟国の中ではカンボジアに次いで2番目に高い水準だった。

 一方、外国人観光客の一人当たりの観光関連支出額(観光旅行1回当たり)はフィリピンでは昨年9月時点で1631ドルとなり、2019年の同1184ドルから37%増加している。また、この数字は東南アジア諸国の24年度平均値である1085ドルに比べてもかなり高い。しかし、この東南アジア諸国の平均値は、北米大陸における同2165ドルや北欧の同1510ドルなどに比べると低い水準となっている。

 ASEAN諸国の観光業はコロナ禍前の隆盛を取り戻しており、2025年度の外国人観光客数の域内合計が1億4400万人と、2019年度の1億4360万人を超えている。

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