予測不可能な世界情勢に備えよ OFWの未来を確実にする改革を
中東での緊張が高まってから、ドバイで3年間働き、最近新しい会社に移った私の姪の娘からメッセージが届いた。「私もいつ影響を受けるか心配です。ラマダン中だし、戦争も続いているし、今は仕事を見つけるのが難しいんです。どうやって家族に送金を続ければいいんでしょう」。彼女の不安は、多くの海外フィリピン人労働者(OFW)が抱いている感情を反映している。
何十年も、海外からの送金はフィリピン経済の血流のような役割を果たしてきた。毎月、数十億ペソが全国の家庭を巡り、教育費、医療費、住宅費、そして小規模事業の資金源となっている。送金は国内総生産(GDP)の8%以上を占め、ペソの安定に寄与し、多くの家族の生活基盤となり、個人消費を支えている。しかし現在、この生命線を脅かす3つの大きな要因が存在する。
まず地政学的な変動により受け入れ国が不安定な状況に陥ると、労働市場が混乱し、移民労働者の雇用は不安定になる。そして技術革新により、事務、小売、製造業といった分野で、従来は移民労働者が担ってきた定型的な仕事が自動化されている。さらに受け入れ国の政策転換により国内の雇用を優先すると、ビザの規制が強化され、外国人労働者の機会が制限される。
フィリピン人労働力はこれまでも驚くべき回復力を示し、再訓練を受け、移住し、耐え抜いてきた。しかし、送金への過度な依存は脆弱性を生み出す。海外の景気減速が長期化すれば、消費が落ち込み、ペソ安が進み、社会サービスに負担がかかる恐れがある。さらに送金への依存は必要な改革を遅らせる可能性がある。海外からの収入が経済を支えている限り、政策立案者は雇用創出、産業の近代化、所得の再分配といった困難な構造改革を先送りしがちになる。
送金は、恒久的な生命維持装置としてではなく、過渡的な治療法として捉えるべきである。故郷に送られる資金は、単に日々の消費を賄うのではなく、教育、デジタルインフラ、医療の近代化、中小企業の発展といった生産的な投資に振り向けられなければならない。同時に、国内での雇用創出を加速させなければならない。インフラプロジェクト、再生可能エネルギー、デジタルサービス、先端製造業、医療産業は、海外労働への依存を軽減する。地域雇用を生み出せる経済は、外部からのショックに対する脆弱性を低減する。
また送金の流れを守ることは、それを生み出す人々を守ることを意味する。政府は、受入国との労働協定を強化し、送金先の市場を多様化し、再統合プログラムを拡大し、技能訓練を世界の需要に合わせなければならない。帰国してくる海外出稼ぎ労働者(OFW)は、官僚主義的な障壁ではなく、簡素化された資格認定手続きと現実的な雇用の選択肢を提供されるべきである。
OFWからの送金は、現代のフィリピン人家庭の形成を支えてきた。それは人々の夢を支え、教育を継続させ、家族を困難から守ってきた。しかし、このシステムを支えてきた世界情勢は、より予測不可能な局面に入りつつある。その未来に備えることは、彼ら彼女らOFWの英雄的行為を軽んじるものではない。むしろ、彼らの犠牲が永続的な国家の力につながることを確実にすることで、その功績を称えることとなるのだ。(25日・スター、ラファエル・カスティリョ氏)

