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盗品の買取業者の取締り強化を 頻発する洪水中の排水溝落下事故

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 まるでドタバタコメディ映画の一場面のようだった。しかし、コメディ映画では、路上の開いた排水溝に落ちてしまっても、たいていの人はほとんど無傷で済むものだ。

 先週月曜日の午後、パンパンガ州のアンヘレス市で、激しい雨の中、傘をさして歩いていた男性が、冠水した場所にある開いた排水溝に突然落ちてしまい、命を落とした。

 25歳のライナー・ノベロさんの遺体は、フレンドシップ・ハイウェイ沿いの開放式排水溝から約2キロメートル離れた橋の下で、救助隊によって発見された。洪水により、道路脇の排水溝に蓋がないことが見えなくなっていたのだ。

 国内各地で、このような事故は驚くほど頻繁に発生しており、負傷者や死者を出している。その理由の一つは、行政の怠慢にある。なぜ開放された排水溝について警告標識さえ設置されていなかったのか。その排水溝があるバランガイ(最小行政区)当局にとって、そのような作業は荷が重すぎるのだろうか。

 排水溝の蓋が開いたままになっているもう一つの理由は、泥棒が蓋を盗んでいるためだ。単なるいたずらの場合もあれば、マンホールの蓋の場合は、鉄製の蓋をスクラップ業者に売りさばくためである。

 盗まれるのは重い蓋だけではない。先週末の激しいモンスーンの雨と洪水の中、ディソン公共事業道路大臣は、マニラの洪水排水ポンプ場から重要な部品や高圧電線が盗まれ、ポンプが機能しなくなったことを嘆いた。

 これを受け、警察は排水ポンプ場周辺の警備を強化する一方、大統領府は、こうした窃盗行為は破壊行為に等しく、犯人は刑務所行きになると警告した。政府がこの警告を真剣に受け止めているのであれば、盗品の転売業者に対する取り締まりも強化すべきだ。電力会社はかねてより、銅線を剥ぎ取るための電気ケーブルの盗難により停電が発生していると訴えてきた。また、アルミ目当てにはしごが盗まれることもある。

 防犯カメラは窃盗犯の特定に役立つ。しかし、盗品を買い取る業者たちが窃盗を助長している。彼らは、公共ケーブルから盗まれた銅線であることを確実に認識しているはずなのに、それでも盗品を買い取っているのだ。盗まれたマンホールの蓋を購入することはさらに悪質であり、排水溝が開放されたままになると、死傷事故につながる。

 苛立ちを隠せないディソン氏は、「窃盗犯を刑務所に放り込む前に、まず洪水の水の中に沈めて、自分たちが人々に与えている苦しみを、身をもって味わわせてやりたい」と語った。

 どのような罰であれ、政府は盗品の買い手を手始めに、本気の取り締まりに乗り出すべきである。(9月2日・スター社説)

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