サラ氏の純満足率31% マイナス7%の大統領圧倒
サラ副大統領の純満足率は31%。マイナス7%のマルコス大統領に大差つける
民間調査会社ソーシャルウエザーステーション(SWS)は16日、副大統領の職務への満足率に関する6月調査結果を公表した。それによると、「満足」と回答した割合は58%、「不満」は26%で、満足から不満を差し引いた「純満足率」が31%(3月比2ポイント増)だった。ド父ドゥテルテ氏逮捕による同情世論のあった昨年4月以来、約1年2カ月ぶりに良好水準である30%以上に回復した。先に公表されていたマルコス大統領への純満足率はマイナス7%(拮抗水準)で、サラ氏がマルコル氏に圧倒的な差をつけた格好だ。
純満足率が継続してマイナスというアヨロ元大統領以来の「不人気大統領」となっているマルコス氏の任期は、残り2年を切る。それに対し、次期大統領が最有力視されるサラ氏は、弾劾裁判が近づく時期の調査でも国民の支持指標でマルコス氏に大差を見せつけた。このことは、28年に迫るマルコス氏退陣と統一選挙を見据えた上院議員たち=弾劾裁判官兼務=の「戦略的行動」にも影響しそうだ。
サラ氏の純満足率は地域差が激しく、地盤であるミンダナオ地方ではプラス84%と盤石の数字。地理・言語的近接地であるビサヤ地方はプラス36%。一方、マルコス氏の地盤を含む首都圏除くルソン地域はプラス10%、首都圏は最も低いプラス3%だった。このアンバランスさは大統領選に向けた副大統領ペア選びの重要な考慮事項となりそうだ。
回答者区分のなかでも、大卒者に純満足率は前回3月調査のマイナス3%からプラス12%まで急上昇した。同期間に、マルコス大統領への大卒者の純満足率はマイナス37%からマイナス19%に回復しており、石油危機が直撃した前回調査時から対応が進んだことや、上院の正常化が、高学歴層の政府全体への不満の軽減につながったとみられる。
上院の分裂を経て正式に議長に就任したガチャリアン上院議長の純満足率はプラス18%と「中程度」の水準。ロムアルデス前下院議長の後任のファウスティノ・ディー下院議長は3月比4ポイント増のプラス8%(拮抗水準)、ゲスムンド最高裁長官は3月比1ポイント増のプラス10%(中程度下限)だった。
両調査は6月20日~29日かけ、全国18歳以上の比人1200人を対象に対面形式で実施された。許容誤差はプラスマイナス3%。








