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1.25億ペソを「24時間以内に処分」 副大統領の元運び屋が証言

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サラ・ドゥテルテ副大統領の元現金運び屋とされるマドリアガ氏が1億ペソ超の機密費が24時間未満で「処分」されたとする供述書を提出

副大統領の元現金運び屋とされるラミル・マドリアガ氏
副大統領の元現金運び屋とされるラミル・マドリアガ氏=国営PNA通信

 サラ・ドゥテルテ副大統領の元「バッグマン(現金運び屋)」とされるラミル・マドリアガ氏は14日、下院司法委員会で、2022年に副大統領府(OVP)に割り当てられた1億2500万ペソの機密費が、これまで報じられていた11日間ではなく「24時間未満」で「処分」されたとする補充宣誓供述書を提出した。多額の公的資金が瞬く間に「消えた」とするこの証言は、現在進行中の副大統領に対する弾劾手続きに決定的な波紋を広げている。

 マドリアガ氏の供述によれば、2022年12月に行われたとされるこの工作では、パシッグ市の教育省本部から1袋あたり3000万~3500万ペソの現金が入ったバッグが運び出され、ラグナ州やケソン市などの複数の目的地へ配送された。現金はすべて1000ペソ札の束(100万ペソ単位)で透明なプラスチックに密閉されており、副大統領警護・保護グループの幹部らが関与する複数の車両を用いて組織的に輸送されたという。同氏は「数年後、メディアで11日間で使い切ったという記事を読んで、それは間違いだと確信した。なぜなら私が24時間以内にすべてを届け終えたからだ」と断言し、ドゥテルテ氏によるこれまでの関与否定を「偽証である」と真っ向から批判した。

 下院委員会は、マドリアガ氏の供述に基づき、資金の最終的な受取人とその目的に関する調査をさらに深化させる構えだ。

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