陸自が初のミサイル実射へ 「バリカタン2026」
合同軍事演習「バリカタン2026」に本格参加する自衛隊が地対艦誘導弾を標的艦に向け実射へ
国軍(AFP)は14日、米国との年次合同軍事演習「バリカタン2026」を今月20日から5月8日の日程で実施すると発表した。今回の演習にはフィリピン、米国、オーストラリアに加え、日本、カナダ、フランス、ニュージーランドの計7カ国から、過去最大規模となる1万7000人以上の兵員が参加する。演習は陸・海・空のみならず、現代の戦場における要衝であるサイバー空間も網羅して展開される予定だ。
今回の演習で最大の焦点となるのは、日本の自衛隊が初めてオブザーバーの枠を超え、実働部隊として本格参加する点にある。演習の比側広報官、デニス・フェルナンデス海兵隊大佐によれば、日本の陸上自衛隊は「88式地対艦誘導弾」を展開し、演習の海上撃沈フェーズにおいて標的艦に向けた実射を行う。日本の小泉進次郎防衛相の来比も予定されており、日本が地域の海洋安全保障において果たす役割の拡大を印象づける形となる。
また、本演習は戦闘能力の向上のみならず、地域住民への人道的支援を重要な柱として据えている。南部ルソン軍のセリロ・バラオロ・ジュニア中将によれば、ケソン州サンナルシソでは米比両軍の工兵部隊による小学校の教室建設がすでに1日から進行している。さらに8日から9日にかけては、同州ヴィラ・レジェスにおいて住民約300人を対象とした大規模な医療・歯科ミッションが実施された。教育現場へのデジタル機器の寄贈も行われるなど、市民への直接的な支援も並行して進められている。







