フィリピン新聞

マニラ
34度-25度
両替レート
1万円=P3,720
$100=P5970

中国船から「シアン化合物」 アユギン礁の食糧と環境破壊狙いか

454字||社会

西フィリピン海のアユギン礁で活動していた中国の小型船からシアン化合物を押収。周辺の魚や珊瑚の毒殺狙いか

BRPシエラマドレ
BRPシエラマドレ=国軍

 国家安全保障会議(NSC)は13日までに、西フィリピン海のアユギン礁で活動していた中国の小型船からフィリピン海軍が黄色いボトルを押収したと発表した。国家捜査局(NBI)の鑑定によると、ボトルからは猛毒の「シアン化合物」が検出された。NSCは、最前線で国を守る隊員たちの貴重な食糧源である魚介類を毒殺し、サンゴ礁を破壊しようとする卑劣な行為だと批判している。

 NSCによると、これらのボトルは2025年2月および同年10月24日に、国軍が滞在拠点としているBRPシエラマドレ付近で活動していた中国船から押収された。NSCは、シアン化合物の使用は単なる違法漁業の枠を超えた破壊工作だと指摘。周囲の魚を全滅させて駐留している隊員を飢えさせるだけでなく、サンゴ礁を死滅させることで朽ちかけたBRPシエラマドレの支えを崩壊させようとする狙いがあるとみている。さらに、自らが引き起こした環境破壊を「比側の汚染が原因だ」とすり替え、国際社会に向けて偽の環境危機を捏造しようとしているとして、中国への警戒を呼びかけた。

社会