「正常化」プロセスを加速 バンサモロ議会選挙を前に
政府とMILFはBARMM初の本格的な議会選挙に向け、和平プロセスの残された合意履行を加速させることで一致
政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)は6日、9月14日に迫るバンサモロ・ムスリム自治地域(BARMM)初の本格的な議会選挙に向け、バンサモロ包括和平協定に基づく正常化プロセスの残された合意履行を相互に連携して加速させることで一致したと発表した。
政府和平履行パネル議長兼大統領和平顧問のメル・サルミエント氏は、今年7月の就任以降、MILFのアホド・エブラヒム主席ら幹部陣と協議を重ね、和平協定の柱である「政治的移行」と「正常化」の双方における実質的な協議を本格再開した。9月14日のBARMM議会選挙により政治面が前進する一方、治安確保、元戦闘員の兵器解除・社会復帰、旧キャンプの地域社会化、過渡的正義を網羅する正常化は選挙後も継続して実施される。
両陣営は今月4日の会談で共同パートナーシップの再確認声明に署名。8月31日には、敵対行為停止調整委員会および特別合同行動グループが、9月14日の選挙期間中における停戦維持・秩序保持のための合意文書に署名した。両陣営の共同メカニズムは特定の候補者や政党を優遇することなく完全に中立を守り、威圧や武力衝突のない投票環境を構築することで一致した。
政府はBARMM選挙の前・中・後における現地情勢をリアルタイムで監視し、安全かつ透明性の高い選挙を実施するため「情報作戦調整センター」を設立した。第三者監視チームからは正常化プロセスにおける課題の多さを懸念する声も上がっているが、両陣営は治安部隊や各種委員会との密接な連携を通じて、和平プロセスの成果を維持しつつ協定の全履行を目指す姿勢を強調した。








