アニョ国家安全保障顧問が退任 後任にオバン元参謀総長
エドゥアルド・アニョ国家安全保障顧問が辞任。後任には同じく元国軍参謀総長のエドゥアルド・オバン氏
マラカニアン宮殿(大統領府)は15日、エドゥアルド・アニョ国家安全保障顧問の辞任を受理し、後任に同じく元国軍(AFP)参謀総長のエドゥアルド・オバン氏を任命したと発表した。軍・政府の要職を歴任してきたアニョ氏の引退は、一つの時代の節目を象徴している。アニョ氏は声明の中で、特定の病名は明かさないものの、健康状態が「十分な注意とケア」を必要とする段階にあり、数カ月前から自らの体調を優先するという苦渋の決断に至ったと説明した。
退任するアニョ氏は、AFP参謀総長や内務自治相を歴任し、2023年に国家安全保障顧問に就任。西フィリピン海における国家タスクフォースや、共産勢力対策の陣頭指揮を執り、複雑化する安全保障環境下での多省庁間連携を強化してきた功労者だ。大統領府は、アニョ氏がテロ対策や内部安全保障の枠組みを強固にし、国家の安定を維持したことに対し、深い謝意を表明した。
新たに指名されたオバン氏は、フィリピン士官学校(PMA)を1979年卒業し、ベニグノ・アキノ3世(ノイノイ・アキノ)政権下で第42代AFP参謀総長を務めたほか、計画担当副参謀総長や訪問軍協定(VFA)委員長などの要職を歴任した防衛計画のエキスパートだ。今回の人事について大統領府のカストロ広報官は、オバン氏の豊富な軍事運用と防衛計画の背景が、現下の複雑な安全保障上の優先事項を推進する上での「不動かつ有能なリーダーシップ」を保証するものだと、大統領の厚い信頼を代弁した。







