乾季迫り野菜不足に備え 耐暑性作物への転換呼びかけ
西ビサヤ地域では乾季が迫るなか、農務省はカボチャ、オクラなど少ない水で栽培可能な作物の生産を推奨している
乾季が迫り降雨量の減少が見込まれる中、農務省は、西ビサヤ地域の農家に対し、暑さに強い作物への作付け転換を呼びかけている。灌漑(かんがい)用水の確保が難しくなる可能性があるとして、今後数カ月の作物選択が重要になると強調した。地元英字紙パナイ・ニュースが21日付で報じた。
マリア・ソリス地域技術ディレクターは「水を多く必要としない高付加価値作物は、実用的かつ収益性も高い」と説明。特にタマネギと緑豆の増産が必要だと指摘した。西ビサヤでは依然として他地域からの供給に依存しており、緑豆はエンサイマダなどのパン製品の原料としても使用されているという。
地域の野菜供給は依然不足しており、同事務所は今夏も高付加価値作物の継続的な作付けを促進する方針だ。支援策として、州農業事務所を通じて苗を配布し、地方自治体と連携して適切な配分を行っている。
さらに、自治体農業事務所と協力し、最新の野菜栽培技術に関する研修も実施している。畜産分野では、少ない飼料で飼育可能なヤギの飼養を推奨。家禽や家畜については、猛暑下で十分な給水と日陰の確保を徹底するよう農家に呼びかけている。乾季はマンゴーやメロン、スイカなど水分補給に適した果実の需要も高まることから、生産拡大に期待が寄せられている。(川上佳風)




