成長率目標を引き下げ DBCC、3・5~4・5%に
開発予算調整委が2026年通年の国内総生産伸び率目標を従来の5.0~6.0%から3.5~4.5%に引き下げ
アルセニオ・バリサカン経済開発計画相は22日、経済閣僚らが出席した開発予算調整委員会(DBCC)で、2026年度の国内総生産(GDP)成長率政府目標を従来の5・0~6・0%から3・5~4・5%に下方修正したと明らかにした。中東紛争の激化による石油危機の影響と、昨年後半から続く治水汚職疑惑によるインフラ事業支出の低迷が経済成長を大きく押し下げていると分析している。23日付英字紙マニラタイムズが報じた。
今年1~3月期のGDP伸び率は2・8%に落ち込んでおり、バリサカン大臣は「治水汚職疑惑が大きな問題とならなければ、第1四半期の成長率は3・8%まで伸びていた可能性が高い」と説明。治水汚職疑惑による政府インフラ事業予算の相次ぐ執行停止で1%分の経済成長が阻害されたとしている。
政府によるインフラ予算支出額は25年10~12月期に前年同期比0・4%増に低下した。今年1~3月期の同支出額は前年同期比4・8%増とやや回復したが、25年1~3月期に記録していた同18・7%増に比べると伸び率はかなり縮小している。
また、バリサカン氏は「インフレ率が急激に上昇しているのは短期的にも長期的にも深刻な問題だ」と述べ、個人消費が冷え込み今後の経済成長に負の影響を与えるとの懸念も示した。
政府の26年通年のインフレ率目標は2・0~4・0%だったが、4月には7・2%に急上昇。5月は6・8%に若干低下したものの、依然中銀が予想する26年の年間インフレ率6・4%よりも高い水準で推移している。








