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電動バス50台導入へ セブ州、公共交通の近代化を加速

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セブ州が電動バス50台導入へ。低コスト化と環境配慮で公共交通の刷新を目指す

 ビサヤ地方セブ州は、公共交通の近代化と燃料依存の低減を目的に、7月までに電動バス50台を導入する計画を発表した。バリクアトロ知事は、電動交通事業者GETフィリピンズと協議し、セブ市内に加え、カモテス諸島やバンタヤン島などを含む運行ルートの選定を進めている。地元英字紙サンスター・セブが21日報じた。

 同計画は、ディーゼル車への依存を減らし、持続可能な交通システムへの転換を図る広範な取り組みの一環で、運輸省および貿易産業省の支援を受けて実施される。州によると、ディーゼル車の運行コストは1キロあたり約50ペソに達する一方、電動バスは約5ペソと大幅なコスト削減が見込まれる。

 車両1台あたりの価格は約450万ペソで、メーカーが半額を負担し、残りは貿易産業省傘下の中小企業公社を通じて交通協同組合に融資される。協同組合は初期負担なしで参加でき、返済後に収益を得られる。

 運行は既存車両の置き換えを基本とし、新規増車は行わない方針で、渋滞悪化への懸念にも配慮している。ルートは需要に基づき州政府が設定し、南部ナガ市から南バスターミナル、北バスターミナルからダナオ市までの区間で開始される予定だ。

 また、メーカー側は保守や充電インフラ整備も担い、収益の一部を受け取る。現在、充電施設の整備が進められており、バスにはリアルタイム追跡や事前決済が可能なモバイルアプリも導入される。

 州当局は9月までに事業拡大を目指し、都市部および島嶼地域を含む広域展開を計画している。

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