麻薬密輸ネットワーク解体を急げ ラオスとタイで比行きの大量覚せい剤押収
違法薬物取引から莫大な利益が得られることは周知の事実であり、金のために殺し合いも厭わない者たちを惹きつけている。
国境を越えた麻薬密輸は巨大なビジネスであり、巨額の資金と綿密な組織体制を必要とする。最近ラオスで発生した違法薬物摘発事件では、フィリピン向け覚せい剤512キロの密輸が阻止されたが、この密輸未遂の背後に誰がいるのか、とりわけ誰が資金を提供していたのかという疑問が浮上している。
麻薬密輸に関する通報を受けたラオス当局は、10月1日、ルアンパバーン国際空港で覚せい剤を積んだ民間チャーター機を摘発した。逮捕された者の中には、ミンダナオ島南ラナオ州マラウィ市在住の比人、ディバロソン・ファハドも含まれていた。
ジョンヴィック・レムリヤ内務自治大臣は、この作戦の資金提供者とされる人物を、ファハドの妻の姉の夫であるエドリエザ・ハジ・ナセル・リンバンであると特定した。
リンバンはバンサモロ自治区移行議会で議員を務めていたが、この自治地域で行われた最近の議会選挙で落選していた。彼は、プライベートジェット機のチャーター代として4万9500米ドルを銀行振込で支払ったとされる。
リンバンとファハドのほか、レムリヤ氏はこの事件の「重要参考人」としてさらに9名を特定した。その中には、国家警察航空保安グループの執行上級曹長アイリーン・ジェイン・マナロ・メンドーサが含まれており、彼女はラオスからのジェット機がマニラに到着するための格納庫を手配したとされている。メンドーサは現在、同組織内で身柄を拘束されている。レムリヤ氏によると、この貨物はアブドゥルカリム・マカラタスを荷受人として送られていたという。
捜査当局は、この11人の「関与が疑われる人物」と、ダバオを拠点とするグループとの関連性を追及していると報じられている。同地には、リンバンの組織が後方支援の拠点を維持しているとみられているからだ。
ラオスでの麻薬押収から数日後、タイ当局は、同じくフィリピン行きの船と報じられている船舶から1トン以上の覚せい剤を押収している。そして6人の男が逮捕された。
これほど重大な国境を越えた麻薬密輸は、影響力のある人物からの何らかの保護がなければ成り立たない。麻薬資金は汚職を生み出し、犯罪者たちが選挙を歪め、殺人さえなかったことにすることを可能にしてしまう。
当局は、この麻薬密輸ネットワークを解体するため迅速に行動し、政府内にいる保護者が誰であれ、必ず摘発・処罰されるようにしなければならない。この国にとって、麻薬組織の楽園と見なされることほど避けなければならない事態はない。(10月18日・スター社説)








