飢餓率22.6%、コロナ禍平均超え 首都圏27%で最悪
SWS調査によると、第3四半期の飢餓率が22.6%に上昇、貧困指標も悪化し首都圏が地域最悪
民間調査会社ソーシャルウエザーステーション(SWS)が14日発表した2026年第3四半期調査で、過去3カ月に少なくとも一度、家族が空腹を経験し食べるものがなかったと答えた割合は22・6%となり、6月の20・3%から2・3ポイント上昇した。コロナ禍だった2020年の年間平均21・1%を1・5ポイント上回り、2025年平均の20・2%も超えた。同じ9月調査では、13日に公表された自己評価貧困率も6月の49%から55%に上昇していた。
自己評価貧困率と今回の飢餓率は、同じ調査で尋ねた別の指標。自己評価貧困率は回答者が自分の家族を貧困層とみなすかを尋ねるのに対し、飢餓率は過去3カ月に実際に空腹となり、食べるものがなかった経験の有無を尋ねている。自己評価食料貧困率も6月の36%から9月は44%に上昇していた。
全国の飢餓率の内訳は、中程度の飢餓が6月の15・8%から16・2%へ0・4ポイント上昇したのに対し、深刻な飢餓は4・5%から6・4%へ1・9ポイント上昇した。中程度は過去3カ月に「1度だけ」または「数回」、深刻な飢餓は「頻繁」または「常に」空腹を経験した世帯を指す。
地域別では首都圏が6月の21%から27%へ6ポイント上昇し、4地域で最も高かった。首都圏除くルソン地方も17・3%から23・6%へ6・3ポイント上昇した。一方、ビサヤ地方は22・3%から16%へ6・3ポイント低下。ミンダナオ地方は24%から23・7%でほぼ横ばいだった。
貧困層での悪化も目立った。自らを貧困層と評価する世帯の飢餓率は6月の24・5%から27・9%へ上昇した一方、非貧困・境界層は16・2%から16・1%でほぼ変わらなかった。
食生活を基準に自らを食料貧困層と評価する世帯では、飢餓率が29・9%から33・2%へ上昇。食料非貧困・境界層は14・7%から14・3%へ小幅に低下し、食料貧困層との差は18・9ポイントに広がった。
SWSの飢餓調査は1998年7月から継続している。今回の22・6%はコロナ禍の年間平均を上回る一方、単回調査では2020年9月の30・7%など、より高い水準を記録した時期もある。
調査は9月21~27日、18歳以上のフィリピン人1500人を対象に対面方式で実施。全国値の標本誤差はプラスマイナス3%。








