「貧困」自己評価55%に上昇 食料面も44%、SWS調査
SWS調査で、自身の世帯は貧困だとする回答が55%に上昇、食料を基準とした場合も44%で24年末以来の高水準
民間調査会社ソーシャルウエザーステーション(SWS)が13日発表した2026年第3四半期調査で、自らの世帯を「貧困」と評価した割合は55%となり、6月の49%から6ポイント上昇した。食生活を基準に「貧困」と評価した割合も36%から44%へ8ポイント上昇した。
自己評価による貧困率55%は、25年4月11~15日調査と並び、24年12月の63%以来の高水準。貧困と評価した世帯は推計1680万世帯で、6月の1360万世帯から増えた。「貧困と非貧困の境界線上」とした割合は14%から9%に低下し、「非貧困」は37%から36%とほぼ横ばいだった。
地域別の貧困率はミンダナオ地方が64%で最も高く、ビサヤ地方63%、首都圏除くルソン地方51%、首都圏44%と続いた。6月からの上昇幅は首都圏除くルソン地方が10ポイントで最大。ビサヤ地方と首都圏は各4ポイント、ミンダナオ地方は3ポイント上昇した。
▽食料貧困悪化
食料面の自己評価貧困率44%は、25年平均の41%を3ポイント上回り、24年12月の51%以来の高水準となった。地域別ではミンダナオ地方52%、ビサヤ地方51%、首都圏除くルソン地方40%、首都圏31%。6月からは首都圏除くルソン地方が9ポイント、ミンダナオ地方7ポイント、ビサヤ地方6ポイント、首都圏4ポイントそれぞれ上昇した。
「貧困」とした世帯が、貧困とみなされないために必要とする月間家計支出額の中央値は、全国で6月の1万4000ペソから1万5000ペソへ上昇。不足しているとする額も5000ペソから6000ペソに増えた。地域別の必要額は首都圏と首都圏除くルソン地方がともに2万ペソ、ビサヤ地方1万5000ペソ、ミンダナオ地方1万ペソ。首都圏除くルソン地方は6月の1万2500ペソから2万ペソとなり、過去最高を記録した。
食料面で「貧困ではない」と感じるために必要とする月間食費の全国中央値も6000ペソから8000ペソへ上昇し、不足額は2000ペソから3000ペソとなった。
全世帯のうち、現在「貧困」で、過去1~4年以内には非貧困だった「新たに貧困」は7.2%、5年以上前には非貧困だった層は9.0%、一度も非貧困だったことがない層は38.7%だった。
調査は9月21~27日、全国の18歳以上1500人を対象に対面方式で実施。全国値の標本誤差はプラスマイナス3ポイント、首都圏除くルソン地方は同4ポイント、首都圏、ビサヤ、ミンダナオ各地方は同6ポイント。








